トレーニング用語集 - 王道パーソナルトレーナー藤原豊樹

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プロフェッショナルスポーツ 【professional sport】

2011年08月26日 [記事URL]

プロフェッショナルスポーツという言葉には2つの意味が含まれています。

1つ目の意味は、卓越した技能や専門性を身につけたプレーヤーによって遂行されるスポーツ活動という意味。
ただし、技能の卓越性は相対的なものてあり、プロフェッショナルかどうかを区別する絶対基準はありません。

2つ目の意味は、スポーツを職業としているプロ選手によって行われるスポーツ活動という意味です。
プロ野球は、高い技能を身につけた選手が職業として行うプロフェッショナルスポーツの典型的な例です。

あくまでもスポーツを趣味として愛好し、卓越した技能を身につけているスポーツマンもいます。
例えば、一般のサラリーマンでありながら長年の努力によってスキーの指導員資格等を取得する人がいます。

その人はスキーのプロフェッショナル(専門家)であり、プロフェッショナルスポーツの具現者と言えるかも知れません。



チャンビオンシップスポーツ【championship sport】

2011年08月26日 [記事URL]

チャンピオンシップスポーツはトーナメントやリーグ戦などの方式に基づいて、複数の個人もしくはチームが優勝を争うスポーツの活動様式を意味します。

オリンピック大会、各種スポーツ競技のワールドカップ、国民体育大会などで行われるスポーツは、チャンピオンシップスポーツの典型的な例です。

一般的に競技レベルの高いスポーツ大会は、ほとんどチャンピオンシップスポーツです。

ただし、競技レベルがそれほど高くない場合でも、優勝への志向性がある限りチャンピオンシップスポーツとも言えます。
例えるなら学校の校内スポーツ大会や高校野球の地区予選で行われているスポーツです。



生涯スポーツ【lifetime sport;lifelong sport】

2011年08月26日 [記事URL]

日本において生涯スポーツという言葉が使われ始めたのは、1970年代以降のことです。

生涯教育ないしは生涯学習に関する考え方からの影響と国際的なスポーツ・オール運動の影響を受けて誕生しました。

1960年の「国際成人教育会議」に触発されて、体育やスポーツは青少年期だけで終わるものではなく、生涯にわたってなされるべきであるという考え方が現れました。

そして、1975年「ヨーロッパみんなのスポーツ憲章」や1978年ユネスコの「体育・スポーツ国際憲章」において、人間にはスポーツをする権利があり、国家にによって保証されるべきであるとの見解が表明されました。

これらの考え方を融合したかたちで、スポーツは生涯学習の一領域として位置づけられるものであります。

生涯スポーツは性別、年齢、職業、社会階層、地域を間わず、みんなが親しめる社会にしたいという社会の変革を推進するためのスローガン的な言葉として扱われています。



レクリエーションスポーツ【recreational sport】

2011年08月26日 [記事URL]

健康の保持増進のために役立つようなスポーツ、またはそれに類する目的意識をもって参加するスポーツ活動のことを言います。

一般的にスポーツをすることは健康づくりに役立つものと思われていますが、やり方次第では逆効果にもなります。
睡眠や栄養状態などが良好で、からだのコンディションが良い時に適度な強度の運動をしてこそ、健康づくりに役立つことが期待できます。

一般的には運動強度が中程度以下で、レクリエーショナルにプレーできるものが健康スポーツといわれます。

競争性が大きな特徴となっている競技スポーツやチャンピオンシップスポーツでは最大筋力を発揮したり、最大心拍数を超えるような運動強度での遂行が求められ、健康スポーツと言い難い面があります。



競技スポーツ【athletics:competitive sport】

2011年08月26日 [記事URL]

スポーツの分類方法の代表的なものに、活動の形式から分ける方法とプレーヤーの精神的態度に基づいて分ける方法があります。

個人スポーツとチームスポーツ、対人スポーツと対自然スポーツ、ネット分離型スポーツとサッカー型スポーツなどは、形式に基づいた分類例があります。

競技スポーツは、プレーヤーの精神的態度に基づいて分類された抽象的な概念です。
スポーツに備わっている競争性の比重が高く、プレーの過程を楽しむことよりも結果としての勝利の追求が重んじられ、それが第一の行動基準とする種類のスポーツのことです。

そこでは楽しさやフレンドシップは二の次とされ、チームの勝利のためには個人の犠牲や献身が当然のことのように扱われる傾向があります。
ただし、精神的態度に基づく分類であるから、一般的なスポーツとの明確な境界線を引くことはできません。



アマチュアスポーツ【amateur sport】

2011年08月26日 [記事URL]

アマチュアという言葉には「素人(余技に文学・芸術・スポーツなどをやる人)」「愛好家」「未熟者」という意味があります。

反対語ではプロフェッショナル(professional)で、アマチュアスポーツの辞書的な意味は、スポーツを余技として愛好する者のスポーツ活動を意味します。

別にもう1つの意味は「アマチュア規定」と関連しています。
つまり、スポーツによって金銭的報酬や物質的便宜を受けていたり、受けたことのあるプロ選手は参加することができないスポーツ活動という意味です。

ただし、最近は高度化したスポーツの世界では「アマチュア規定」という言葉は消えつつあり、アマチュア選手とプロ選手の明確な境界線を引くことが難しくなっています。



スポーツとは【sport】

2011年08月26日 [記事URL]

スポーツという言葉には大きく三つの意味があります。

第1の意味として、スポーツとはルールに基づいて身体的能力を競い合う遊びの組織化、制度化されたものの総称を意味します。

比重に幅はあるものの、遊戯性、競争性、身体活動性、歴史性という四つの要素によって特徴づけられる文化形象と言い換えられます。

 スポーツによって、あるいはスポーツに参加する人の取り組み方によって、 これらの要素がさまざまな程度の差として現れてきます。

たとえば遊戯性についていえば、スポーツは本来自由な活動であり、強制されたり義務的に行われるものではありません。

しかし、プロフェッショナルスポーツや競技スポーツの世界では、勝利の重要性が強調されるのに反比例して遊びの要素はあまり重要ではないものとして扱われます。

競争性については、競技スポーツでは競争性をあらわにして激しく競い合うことが歓迎されます。
一方、健康スポーツや生涯スポーツにおいては競争心を剥き出すことは嫌われ、穏やかさや友愛が好まれます。

身体活動性に関しても、マラソンやラグビーのように汗だくになるスポーツもあれば、アーチェリーやピストル競技のように身体の揺れを抑え、心臓すら安静時以下の拍動に静めようとするスポーツもあります。

歴史性については、遊戯性、競争性、身体活動性の3つの要素を満たす活動が考案されたとしても、社会的な認知を得るまではあくまでもスポーツ的活動であって、スポーツであるとは言えません。
ニュースポーツと称されるスポーツにも一定の歴史性が備わっております。


第2の意味として、健康の保持増進や爽快感などを求めて行われる身体活動のことを指してスポーツと呼ぶことがあります。

例えば、ウォーキングやジョギングなど、競争性や歴史性はなくても上記のような意図をもった非実利的な身体活動であれば、スポーツと呼びます。

第3の意味として、知的な戦略能力を競い合う遊びを指してスポーツと呼ぶことがあります。

例えば、チェスや将棋は頭脳のスポーツといわます。
歴史的にも、産業革命以前のイギリスではチェスもスポーツの1つとして捉えられています。
ただし、現代ではあくまでも特殊な使われ方であって、スポーツの一般的な意味ではありません。



ストレッチング【stretching】

2011年08月26日 [記事URL]

ストレッチングは筋肉や腱などの組織をを伸張させ、それらに関係する関節の柔軟性や筋血流量を高める運動です。

ストレッチングを実施する本人が行う能動的なもの、パートナーに行ってもらう受動的なもの、それらを組み合わせたものに大別されています。

ストレッチングの方法としては、ゆ っくりと曲げ伸ばし、痛みのないところで数十秒間保持するスタティック(静的)なもの、最大可動域まで動かしながら伸張させるダイナミック(動的)なもの、そして反動をつけて筋腱複合体を伸張させるバリスティック(反動)なものに分けられています。

これらの違いは、前者がゴルジ腱器官からのIb抑制に基づく筋の弛緩を導くのに対し、後者2つが筋紡錘からのIaインパルスに基づく伸張反射を引き起こすことにあります。

ダイナミックあるいはバリスティックなものは、脊髄運動神経を興奮させるため主運動の直前に、スタティックなものは筋疲労の回復を促進させるため運動後に行うことが望ましいとされます。



有酸素トレーニングとは

2011年08月26日 [記事URL]

食事で得た栄養(主に糖質・脂質)と酸素を利用して代謝する時、
エネルギーは有酸素的に供給されています。

その有酸素的に供給する能力(有酸素能力)を高めるのが、
有酸素トレーニング(aerobic training)と呼ばれています。

長距離走や長距離水泳、
さらにクロスカントリースキーなどでは、
有酸素能力が競技成績に強く影響を及ぼす競技種目であり、
有酸素トレーニングを多く取り入れることが求められます。

一方、
短距離走・短距離水泳などの種目では、
競技成績に対する有酸素能力の影響力は少なく。

過度に有酸素トレーニングを取り入れると、
筋力やパワーを減少させる可能性があるため懸念されています。

有酸素トレーニングの実施には、
最高心拍数の70〜90%強度での運動を15〜20分以上継続します。

有酸素トレーニングは、
実際の競技と同様の運動形態、
すなわちランナーはランニング、
スイマーは水泳で行うことが最も効果的になります。



無酸素性作業闘値【anarobic threshold:AT】

2011年08月26日 [記事URL]

無酸素性作業闘値(AT)は、1964年にワッサーマン (K.Wasserman)らが提唱した概念です。

運動強度が高くなるにつれ、酸素の需要量に供給量が追いつかなくなった時、無気的代謝が生じて乳酸が生成されます。

血中に放出された乳酸は重炭酸イオンによって緩衝され、二酸化炭素が過剰排出されます。

二酸化炭素過剰排出は呼吸交換比(RER)を増大させ、このRERの急上昇が生じる強度が有酸素と無酸素が分かれる「閾値」であると発表されました。

その後、ワッサーマンらは実験を重ね修正を加え、現在はおおむね彼らの概念は否定されている。

現状では、ATは運動強度や有酸素性作業能の判定基準として用いられており、指標としては換気性作業闘値(VT)、乳酸性作業閾値(LT)、OBLAなどがあります。




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