タ行 - 王道パーソナルトレーナー藤原豊樹

HOME > トレーニング用語集 > タ行

鉄欠乏性貧血とは

2011年08月23日 [記事URL]

鉄欠乏性貧血は、鉄の摂取不足、出血(消化管など見えない部分での出血も含む)などによる鉄の喪失の増加などによって、造血因子の1つとしてきわめて重要な鉄が不足して起こります。

鉄は、体内における酸素運搬に必要な赤血球中のヘモグロビンの成分であるため、鉄欠乏性貧血になると体の各組織に十分な酸素が運搬できなくなり、疲れやすくなったり、動悸がしたり、めまいを起こしたりします。

特にスポーツを行う上では、持久力の低下などパフォーマンスに影響を及ぼします。
鉄は食生活において不足しがちな栄養素で、特に若年者に摂取不足が目立ちます。

また、ダイエットなどの目的で食事量を制限するとさらに不足しやすくなります。
激しいスポーツをすると鉄の損耗が増大するため、スポーツ選手では鉄の必要量が増加します。

鉄欠乏性貧血の予防には、鉄の十分な摂取のほか、タンパク質や非ヘム鉄の吸収を促進するビタミンCの十分な摂取も必要になります。



ダイエットとは【Diet】

2011年08月23日 [記事URL]

ダイエットとは、「やせること」と思っている人が多いですが、本来の「ダイエット」の意味とは、適正体重を維持するための食事あるいは食事療法のことです。

減量を目的とする食事制限や運動を意味するものではありません。

しかし一般的には、減量を目的とした食事制限や運動、または食事制限と運動の組み合わせを行い、体重を減らすことを「ダイエット」と呼ばれており、若い女性を中心に、その志向が強まっています。

中学、高校、大学生の約1500名の女子を対象とした調査では、ダイエット経験が1回以上ある者の割合は、中学生約3割、高校生約5割、大学生約7割であったとい結果が報告されています。

また国民栄養調査結果によると、1982年と比べ2002年では、20〜39歳の女性においてBMI18.5未満の低体重者の割合が2倍に増加し、それぞれ20歳代26%、30歳代15%となったことが報告されています。

さらに女性では適正体重でありながら自分を太っていると評価する者が近年増加しており、その増加率は若年層ほど多く、15〜19歳では約7割が、全体でも約6割が太っていると評価し、15〜19歳では低体重者でも約2割が太っていると評価していることが報告されています。

これらのことも、近年の若年女性を中心としたダイエット志向の強まりを示しています。
ブームになるダイエット法には色々な方法がありますが、いずれも十分な科学的根拠はありません。

さらに、女性向けの雑誌を中心に、年間を通じてさまざまなダイエット法が紹介され、不確かな体験談が併せて載せられてもいます。

やせること、すなわち減量を意味する「ダイエット」は、エネルギーの摂取量と消費量のバランスが負となるようにするしかありません。
摂取エネルギー量を減らすか、運動(身体活動)量を増やす必要があります。

そのための方法として、さまざまな食事方法や運動の方法が提案されています。
健康の維持・増進を考えた時、適正体重を維持することが大切とされます。

体重が軽過ぎることは、健康上、あまり好ましくありません。
むしろ低体重(痩せ)は、体力低下、貧血、骨量低下、10歳代女性では子宮の未発達などのさまざまな身体への弊害が懸念されます。

また、体重の測定のみではなく体脂肪率の測定も同時に行い、健康的な体重、体組成を維持することが大切です。



チューブトレーニング【tube training】

2011年06月21日 [記事URL]

チューブトレーニングとは、ゴムを主材料として作られた伸縮性のあるチューブやバンドを用いて行うトレーニングの総称です。

チューブトレーニングは、トレーニングのバリエーションが豊富でインナーマッスル(深層筋)を強化する手段として用いられたことにより一般にも多く知られるようになりました。

またフリーウエイトやマシンによる重量を用いた負荷と違って客観的指標で表すことはできませんが、安価で手軽に利用できること、大規模な用具や施設を必要せずにトレーニングできるため、さまざまな用途で用いられています。

とくにアスレティックリハビリテーション(athletic rehabilitation)の場面では、主に足関節捻挫に対する足関節周囲筋の機能改善や、膝前十字靭帯損傷における大腿部の筋力向上などを目的として初期から比較的安全に用いられることができます。



トレーニングとは【Training】

2011年06月07日 [記事URL]

トレーニングとは、何らかの力を作用させて、ある方向へ引っ張っていくということです。
つまり、積極的な働きかけによって身体を変えることです。

一般に、人体の外部から運動刺激を与え、人体の適応性を利用しながら体力を改善・向上させていく一連の過程をトレーニングといいます。

スポーツでは競技力の向上を目的として、具体的な目標を設定しながら計画的に運動能力の向上を図りますが、このような一連の行為は、生理学的には身体資源の増加を図ることでもあります。

トレーニング効果を上げるためには、トレーニングの原則(全面性、漸進性、個別性、反復性、意識性)に従い、科学的に行うことが望ましいですが、健康関連体力の向上を目指すのか、または技能関連体力を上げるのかによって、トレーニングの内容は大きく異なります。

トレーニングでは目的に応じて内容を工夫して最適な設定をすることが極めて重要であります。

トレーニングには、散歩やジョギング、エアロビックダンスなどの有酸素性運動、ダンベルやチューブ、自重を利用した筋力トレーニング、ストレッチングのような柔軟性トレーニングなどがあげられます。

これらの運動には日常生活や余暇活動に直接関連する重要な動作が含まれます。
トレーニングは習慣的に実践することが大切であり、体力・健康を良好な状態に保つことに大きく貢献できます。

またトレーニングの意味には、アスリート(競技者)としての自らトレーニングすること(セルフコーチング)も、指導者として他者をトレーニングさせること(コーチング)も含まれます。

目標に従って体力トレーニング、技術トレーニング、戦術トレーニング、メンタルトレーニング、そして理論トレーニングなどに細分化されます。



スポーツトレーニングにおける特異性の原理とは

2011年06月07日 [記事URL]

スポーツトレーニングにおける特異性の原理とは、
トレーニングに直接的に影響を持つ特性のことです。

短時間、高強度のトレーニング(例:スプリント)を行なうと、
無酸素パワーを獲得することができます。

長距離走だけのトレーニング計画では、無酸素能力の穫得は期待できません。

トレーニングの特性に応じた身体機能が発達します。



動静脈血酸素較差【Arteriavenous oxygen difference】

2011年06月07日 [記事URL]

動脈および混合静脈血の酸素合右量の較差。



低負荷【Underload】

2011年06月07日 [記事URL]

筋または筋群に、通常経験する程度の負荷で作業させること。



低浸透圧【Hypotonic】

2011年06月07日 [記事URL]

液体では、 濃度の低い溶液から濃度の高い溶液に水が移動します。
つまり低浸透圧とは、生体の細胞よりも低い浸透圧の状態であり、水分が吸収されやすいとされます。



低酸素症【Hypoxia】

2011年06月07日 [記事URL]

 酸素分圧の低下にともなう酸素の欠乏状態、また人体に生じる様々な症状の総称です(高山病とも呼ばれる)。

体は動脈血中の酸素分圧が80~90mmHgの範囲にあるとき最も効率よく働きます。

しかし、高所では気圧が下がり空気が薄い(酸素分圧の減少:単位体積あたりの酸素量減少)ため血液中の酸素分圧も低下し、血中酸素分圧をあげようと呼吸が深く速くなってしまいます。
 
富士登山の場合、五合目で一時(60分間程度)滞在して、体を馴化させることにより、高山病のリスクを軽減することができます。



低血糖症【Hypogly Cemia】

2011年06月07日 [記事URL]

生体の血液内のブドウ糖(グルコース)の濃度が低い状態です。
健常人の場合の空腹時の血糖値は約80~100㎎/dl程度です。
激しい運動後や食事を取らなかった場合などは血糖値が下がります。




《 前 1  2  3  4  5  6  7 


お問い合わせ

PageTop