伸張性筋活動【eccentric muscle action】 - 王道パーソナルトレーナー藤原豊樹

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伸張性筋活動【eccentric muscle action】

2011年08月23日

 筋の活動様式は、等尺性(アイソメトリック;isometric)、短縮性(コンセントリック;concentric)、伸張性 (エクセントリック;eccentric) に大別されます。

筋の発揮張力(F)と筋にかかる負荷(L)との関係は、等尺性ではF=L、短縮性ではF>L、伸張性ではF<Lとなります。
運動やスポーツ動作の多くには、これら3つの活動様式がすべて含まれています。

伸張性筋活動の典型的な例は、最大筋力よりも大きな負荷で筋が強制的に伸張される場合ですが、ダンベルをゆっくりと下ろす動作のように、意識的に筋力発揮レベルを負荷よりも小さくして筋を伸張する場合や、衝撃を吸収するために無意識的に筋を伸張させる場合のように、最大筋力の発揮を伴わない伸張性筋活動は日常生活でも多くみられます。

伸張性筋活動の特徴は、短縮性、等尺性筋活動に比べて大きな張力発揮が可能となります。
張力の発揮に関与する筋線維の数(運動単位)が少ないため、1本の筋線維当たりに対する負荷が大きく、筋損傷が生じやすくなります。



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