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2011年08月23日
持久性トレーニングには、ある一定強度の運動を持続する能力を向上させることです。
トレーニング方法には、ある運動の長く続けるために、一部の筋が働く場合の筋持久力と、多くの筋が同時に働く場合の全身持久力の大きく2つに分けられます。
後者は有酸素性エネルギー供給機構が重要な役割を果たしており、呼吸循環器系および筋代謝系が深く関与します。
一般的に持久性トレーニングといえば、全身持久力を向上させるためのトレーニングを指すことが多く、ここでは全身持久力のトレーニングについて述べます。
全身持久力トレーニングは、活動筋の酸素摂取能を向上させることが目的です。
酸素摂取能力は酸素運搬能力と酸素利用能力によって決まります。
持久力トレーニングの酸素運搬能力への効果としては肺換気量、心拍出量および活動筋への血流量の増加があげられます。
また呼吸筋に対しても刺激を与えることから、肺換気量が増加し、酸素を含んだ大気を大量に取り込めるようになります。
さらに、心筋の機能向上や左心室内径の増大により一回拍出量が増加します。
活動筋の毛細血管数(毛細血管密度)が増し、活動筋への血流量が増加する一方、酸素利用能力への効果は、コハク酸脱水素酵素(SDH)などの筋の酸化酵素活性の向上や、エネルギー産生部位であるミトコンドリアの数の増加による有酸素的代謝の促進などがあげられる。
また、前述した毛細血管数の増加は末梢血管の総面積を増加させることになり、活動筋への酸素の拡散量が増大しますので、筋での酸素の抜き取りを容易にすることになります。
さらに毛細血管数の増加は、筋での代謝産物の除去や熱の移動(身体の深部から表面へ)にも貢献し、運動の持続を助けることにもなります。
持久力トレーニングによって酸素性作業闘値(AT)も向上し、最大酸素摂取量が変化しなくても、ATの向上により持久的なパフォーマンスは高まります。
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