HOME > トレーニング用語集 > OBLA【onset of blood lactate accumulation】
2011年08月22日
運動強度がある一定水準以上に増加すると有酸素的代謝に加えて、無酸素的代謝によるエネルギー供給が開始されます。
その結果、乳酸が発生し、筋から血液に向かって乳酸が拡散されます。
しかし、血中の乳酸濃度は生産された乳酸と消化された乳酸の差によって決まるため、血中乳酸濃度が運動強度に伴って急激に増加する点は、必ずしも乳酸が発生し始める強度とは限りません。
乳酸の生産と消化の動的平衡状態が崩れて、急激な乳酸の増加が開始される点をonset of blood lactate accumulation(OBLA:オブラ)といい。
無酸素性作業閾値を表す1つの指標として用いられています。
この値は、ほぼ4mmol/ℓ(ミリモル、物質の量の単位)の血中乳酸濃度に相当すると考えられています。
さらにOBLA(オブラ)は、最初から4mmol/ℓという血中乳酸濃度を規定して提唱されています。
しかしながら、マラソン選手はOBLA強度付近で走行していることが確認されており、マラソンの記録とOBLAは高い相関を示します。
現在も運動強度や有酸素性作業能の指標としてトレーニングや運動療法、研究の分野でよく利用されています。
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