骨粗鬆症【ostecoporosis】 - 王道パーソナルトレーナー藤原豊樹

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骨粗鬆症【ostecoporosis】

2011年08月23日

 骨粗鬆症は単一の疾患ではなく、さまざまな病態が関連して骨塩の減少を生じた状態の総称です。
健康人に比べて著しい骨量減少、骨の脆弱化が認められています。

そのため、腰背痛などの臨床症状の出現、腰椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折あるいは撓骨末端骨折なとの骨折の発生、骨格の変形などをきたしています。

骨は成長を遂げた後も絶えず活発に代謝されており、骨吸収(骨塩溶出)と骨形成が繰り返され動的平衡が保たれています。

正常骨では骨吸収と骨形成のバランスがほぼ同レベルに維持されていますが、骨粗鬆症においてはそのバランスがさまざまな因子の関与によって崩れ、骨吸収が骨形成を上回り、骨量の減少をきたします。

栄養因子としては、骨基質の成分であるタンパク質と骨塩の主成分であるカルシウムの摂取不足が大きな影響を及ぼします。
特にカルシウムは日本人の食生活において摂取しにくい栄養素なので注意が必要です。

また、適度な身体活動も重要で、骨に対する運動刺激が骨粗鬆症の予防にもつながります。



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