藤原トレーナー直伝コラム - 王道パーソナルトレーナー藤原豊樹

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アスリートの身につける運動能力とは

2017年02月17日 [記事URL]

アスリートが優れたパフォーマンスを発揮するには、まず何よりも土台となる高い身体能力を持つ必要があることは言うまでもありません。

筋力、筋持久力、全身持久力、スピード、パワー、バランス、柔軟性、敏捷性などの体力(フィジカル)です。

しかし、いくら優れた体力だけをもっていたとしても、優れたパフォーマンスにはなりません。

持っている体力をフルに活用できる優れた技術が必要です。

これは練習やトレーニングなどの多くの経験を積むことで磨かれるものであります。

そして、体力と技術の高い能力を獲得することによって優れたパフォーマンスを発揮できるのです。

しかし、本番で身体能力を十分に発揮するためには、技術と体力と同等に、メンタル面の強化も重要な要素となります。

メンタルの強化は、とくにクローズドスキル(相手がいない・外的影響が少ない)の要素が多い、陸上競技、体操競技、水泳、ゴルフ、アーチェリー、射撃、弓道などのスポーツ種目では重要です。

逆にオープンスキルの要素を多く含んだ、格闘技、サッカー、テニス、バドミントン、卓球、バレーボール、バスケットボール、野球、フェンシングなどでは、常に相手との駆け引きが生じるため、「判断力」が差が勝負決定づけることが多くなります。

もしトップアスリートを目指すなら、そのスポーツ特有に必要とされる能力を満たすことが大切です。

さらに自分の適性に合った種目を選ぶことも、その選手・アスリートの明暗分けることにもつながります。

おそらく各スポーツの世界チャンピオン、金メダリストの方々が、もし今と違うスポーツを取り組んでいたとしたら、世界のトップレベルに君臨していないかもしれません。

それだけスポーツ種目によって、求められる能力は違うのです。

たとえばランニングや自転車は、体力がものを言います。

またテニスやフットサルは、まず技術を備え、次に体力も養うという両方を兼備する必要があります。

そして、ゴルフやビリヤード、ダーツなどは、技術の高さがモノを言う世界のスポーツでしょう。



運動が続かない人の特徴

2016年12月12日 [記事URL]

パーソナルトレーナーは、トレーニングを実践すれば効果が出る方法をお伝えしています。

もちろん同じ方法でも個人によって結果は異なります。

ですから時間をかけて最適な方法を見つけ出す必要があります。

ただし、パーソナルトレーナーがいくら懇切丁寧に教えても、良い結果を出せないクライアントもおられます。

その特徴は、

1、少しでもうまくいかなくなると我流に走る。

2、コンディションを整えない、あるいは些細な事で運動をしない。

3、そもそも飽きやすく、辛抱強くない。

4、トレーニングメニューを増やして、アレコレと色々な方法を試し出す。

5、ウェアやシューズなどの用具にこだわり過ぎる。


このような方は、
いくら頑張っても良い結果は出せません。

もちろんパーソナルトレーナーとの相性が悪いからかもしれません。

しかし、人のせいにしてはいけません。
自分が選んだパーソナルトレーナーならば。

そのアドバイスを素直に受け入れて、
最低でも3ヶ月間は運動を続けるべきなのです。



トップアスリートになるための体力とは

2016年10月29日 [記事URL]

トップアスリートになるために、
どんな体力を身につけておくべきか?

ただそれはスポーツ種目によって異なります。

マラソン選手と100m選手の体力の違いは想像できるはずです。

トップアスリートを輩出する際には、
まず選手自身の適性を見極めるべきでしょう。

とくにクローズドスキルなどの陸上競技、水泳、自転車競技などでは、
体組成や体力の要因が非常に大きいのです。

その中でも、長距離か短距離かによっても異なります。

先天的に決められている筋繊維のタイプ比率の違いです。

またボールを扱うスポーツ、
格技などの相手との駆け引きが頻繁に行われるスポーツは、
体力だけなく卓越した技術が求められますし、豊富な実戦経験も必要です。


もちろんトップアスリートを輩出するには、
選手自身のやる気とトレーニングが重要です。

そしてそれを支援できる環境もなければいけません。

スポーツの世界におけるトップアスリートたちは、同じような体組成、技術、体力で勝負をしています。

勝負を決める重要な局面でパフォーマンスを十分に発揮するには、精神面の影響も十分あるためメンタルの強化も忘れてはなりません。



子どもの運動能力を伸ばすトレーニングとは

2016年09月14日 [記事URL]

子どもの運動能力を伸ばすためには、年齢に応じたトレーニングを行なうことが大切です。

生まれたてから11歳くらいまでの期間は、
ゴールデンエイジとも呼ばれ体の動きの調節を司る脳や神経系のが著しく発達します。

「運動神経が良い」、「運動センスがある」などの運動能力を伸ばす、運動・スポーツのうまさ、身のこなしが上手になる時期を逃さないようにして欲しいと思います。

また12歳~14歳ごろは、心肺機能や循環器系などが著しく発達し、体格に見合った血液量を確保するようになるため、スタミナとも言われる筋持久力や全身持久力が向上します。

こういった時期に有酸素系のトレーニングをすると効果的です。

そして身体の著しい成長が終わる15歳~18歳頃では、筋肉の発達が著しく、筋力を強化しやすい時期です。
したがって、筋力トレーニングは高校生の時期から行うのが適切であると言えます。

最後に、19歳以上では、精神的にも充実してくるので、これまで練習・トレーニングで得られた身体能力に加えて、ゲームや試合においての高度な戦術を身につけるようにすれば良いです。

仮に前述の理論に通りにテニス選手を育てるとした場合、
11歳までにショット、スイング、フットワークなどの様々な基本動作に挑戦しスマートな身のこなしをつけます。

そして12歳から14歳の頃になると、持久力を鍛えるために、実戦形式で数多く練習します。

そして15歳から18歳では、ショットによるボールの弾道などを高めるパワートレーニングを重視するべきでしょう。

最終的には、ゲームや試合経験を多く積み重ねることによって、子どもの潜在能力を効果的に伸ばすことができます。



ダイエットで最も避けるべき栄養とは

2016年09月11日 [記事URL]

脂質です。

決して糖質ではありません。
脂質と比べて体内に貯蔵できる量は少なく、
さらに糖質不足は筋肉を分解を引き起こすため、

糖質を制限するようなダイエットは絶対に好ましくありません。

健康を維持したダイエットを考えると、
単に体重を減らせば良いというものではありません。

過剰な体脂肪を減らすことが健康的なダイエットです。

脂質はエネルギーとなる栄養素であり、
糖質やタンパク質と並ぶ3大栄養素の一つです。

体脂肪を直接つくるのは脂肪と油を含む脂質であるので、
食事中の脂質の摂取量は控えなければなりません。

糖質は、脳の唯一のエネルギーであり、生活に関わる全ての活動に必要な栄養素です。

運動・スポーツでは尚更必要な栄養素ですので欠かすことができないのです。



小学生に筋力トレーニングをする必要はありません。

2016年09月05日 [記事URL]

小学生に筋トレは不要です。
筋トレは身長の伸びが止まる高校生になってから良いです。

小学生って成長期ですから、
もしその時期に負荷の高いウエイトトレーニングしてしまうと、
骨の成長を阻害してしまう可能性があります、

高負荷のバーベルを背負えば、
脊柱に負担をかけて成長軟骨を圧迫しますので、
骨の障害まで引き起こす可能性もあります。

代わりに自分の体重を用いた、
腕立てとかスクワットとか腹筋背筋などの自重トレーニングは良いか?

ウエイトトレーニングよりは影響はありませんが、
もしパフォーマンスアップのために筋トレをするのであれば、
色んな運動やスポーツをした方がパフォーマンスアップになると思います。

小学生の頃は、
基礎的な運動技術を身につける時期であり、
著しく運動神経を伸びる時期でもあるので、
そこに時間を割く方が良いと思います。

小学生の時期こそ、
色んな種類の運動やスポーツ種目を楽しむべきであり、
このチャンスを逃すことは、
将来巧みな体を手に入れることが難しくなります。

手遅れと思うほど失望することはないにしても、
小学生の頃を過ぎると運動神経の発達はピークを過ぎています。

小学生が終わって中学生では、
心肺機能が発達するので持久力が備わりやすい時期です。

年齢に合ったトレーニングをして、
発達を促し将来の健康やのためにも実施した方がいいと思います。



パワー・瞬発系スポーツのウォーミングアップの基本

2016年08月27日 [記事URL]

高いパワーや瞬発力が必要なスポーツをする前のウォーミングアップの基本は、できるだけ軽い運動でゆっくりと運動をすることです。

なぜなら、できるだけ体内のクレアチンリン酸をできるだけ使わないようにするためだからです。

ちなみに高いパワーや瞬発力を必要とするスポーツは、パワーリフティングや陸上の短距離などの1回か短時間で終わるスポーツです。

サッカー・バスケットボールなどは有酸素と無酸素運動が交互に行わわれる間欠運動は含まれません。

またパワー・瞬発系スポーツをする前のウォーミングアップで気をつけて欲しいことは、ストレッチを過度に行うことはお勧めできません。

ウォーミングアップの一貫としてとして、ストレッチをされる方がおられます。
が、しかし伸ばし過ぎるとストレッチ後の最大筋力が低下してしまうため、体が温まった状態であっても過度にストレッチを行うことは好ましくありません。



持久系スポーツのためのウォーミングアップの基本

2016年07月26日 [記事URL]

持久系のスポーツ(中長距離ランニングや水泳、トライアスロンなど)を行う前のウォーミングアップは、やや強めの運動(強度の高い運動)を実行するのが効果的です。

なぜなら筋肉の内部を酸性にしておくと、
筋肉が酸素を使いやすい状態になるからです。


短時間で激しいスポーツをする前は、
ゆっくり軽く長めにウォーミングアップするのが良いのです。
ただし、持久系だと逆のような方法が効果的となります。


ウォーミングアップの効果は、
神経伝達速度が速くすること、
筋が収縮しやすくすること、
筋が酸素を使いやすい状態にすること、
エネルギー代謝の効率が促進することです。

以上によってパフォーマンスが向上したり、
障害の予防につながることが報告されています。


ウォーミングアップの効果は体温上昇によるものであり、
体温が十分に上がっていなければウォーミングアップの効果は得られません。

ただし、上がりすぎた体温は疲労につながります。
やり過ぎはパフォーマンスの低下を招くため注意してください。

少し汗をかくぐらいが適切なウォーミングアップです。
このことは持久系、瞬発系のスポーツのどちらでも同じです。

もう一点、注意して頂きたいのは体温を下げないようにすること。

夏場は心配ないと思っていても、クーラーの効いた屋内は体が汗で冷えやすく体調を崩す原因になりますので注意が必要です。

また夏場はすでに汗をかいている状態であることも多いため、ウォーミングアップは必ずしも必要とは限りません。

体が温まった状態であれば、スポーツそれぞれの専門的な動作を最初からウォーミングアップとして行うことが効果的です。

いまや運動前にウォーミングアップを行うことは常識となっていますが、徐々に体を動かすことによって、体だけでなく心も「運動しやすい状態」に導いていくことも、ウォーミングアップの大きな役割の一つです。

また持久力と瞬発力が要求されるスポーツ(とくに球技系に多い)の場合では、
試合前に軽い運動や少し激しい運動を行って数十分の休憩を行うと本番のパフォーマンスに好影響を及ぼします。



怪我の予防、リハビリ、動機付けになるクロストレーニングとは

2016年06月25日 [記事URL]

クロストレーニングの意味は、
専門とするスポーツ種目以外の運動・スポーツを行うことです。

クロストレーニングの効果として、
・パフォーマンスがアップする。
・スポーツ障害予防になる。
・リハビリ中の体力低下を防げる。
'燃え尽きを防いでモチベーション維持できる。
などの効果が期待できます。

怪我をしたときは、
専門のスポーツをするのが困難ですので、
他の運動機能を活動させるリハビリの一環として、
クロストレーニングを実施すると体力低下を防ぐこともできます。

また長年にわたって同じスポーツを続けていると、
オーバーユース(使い過ぎ)による障害を起こす原因にもなります。

そこでクロストレーニングを採用することにより、
体への負担を軽減し障害の原因となる動きを避けながら競技が続けられます。

そして各スポーツ特有の体力などの偏りをなくすことから、
パフォーマンスアップにつながるのです。

さらにトレーニングのマンネリ化を防ぎ、
燃え尽きを防ぐなど精神的な効果も非常に期待できます。

シーズンオフの期間や、
若年のアスリートなどは積極的にクロストレーニングを採用してみてください。



普通の筋力トレーニングとパワートレーニングの違いとは?

2016年05月31日 [記事URL]

体の一部や1つの関節のみを使ったトレーニングではなく、
体全体を使った実際の動作に近い機能的な運動に負荷を与えて行うことです。

筋力とは筋肉の力そのものですが、パワーとなれば、そこに瞬間的な要素が加わります。

例えばウエイトトレーニングで重いバーベルを「単に持ち上げる」のであれば筋力だけで事足ります。

しかし「素早く持ち上げる」のであればパワーが重要となります。

スポーツではいくら筋力があっても、瞬時に力を出すことができなければ、優れたアスリートにはなれません。

パワーは瞬発力とも表現されますが、パワーの強化方法は普通の筋力トレーニングとは少し異なります。

簡単に言えば、重い重量をゆっくり持ち上げるより、やや軽めの重量を素早く持ち上げることです。

そして各スポーツ特有の動きに限りなく近い運動種目でトレーニングすべきなのです。

もしジャンプ力をアップしたいなら、普通のスクワットではなく。

ジャンピングスクワットを採用するなど。

しかも実際のスピードを想定して行うことが大切です。


パワーは、スポーツにおいて重要なだけではありません。

座った姿勢から立ち上がるときにも瞬発的な力であるパワーが日常生活においても必要なのです。

ただパワーは筋力あってのもの。
通常の筋トレを行いながら、時折瞬発力を鍛えることも取り入れた方が最も効果的なのです。




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