トレーニング用語集 - 王道パーソナルトレーナー藤原豊樹

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1RM筋力

2011年08月23日 [記事URL]

1RM筋力とは、
最大重量を挙上した時に発揮した筋力のことです。

ベンチプレスやスクワットなどのウエイトトレーニング動作で挙上することができる重量(負荷)は、動作範囲により変化するので正確な動作規定をしなければ正確な1RM筋力を測定することができません。

1RM筋力は随意最大筋力と有意な相関関係があるので、最大筋力の指標として1RM筋力を用いることもできます。



スポーツカウンセリング【sports counseling】

2011年08月23日 [記事URL]

 スポーツカウンセリングとは、「競技場面に関わるすべての人々を対象とする心理臨床行為」と考えられています。

競技力向上に関わる間題、競技遂行上の問題、神経症、身体的問題、あるいは全人格的成長や引退の間題など、さまざまな問題や悩みを抱える競技者に対する心理アセスメント、そしてカウンセリングや心理療法がその主たるものです。

競技者は競技に打ち込めば打ち込むほど、あるいは競技レベルが上がれば上がるほど、全人格を賭けて競技に関わることが多くなります。

そのため、彼らは通常ならば隠されている心理的問題が表面化しやすい状況にいることになります。

また、身体を動かすことは通常よりも心理的問題が顕在化しやすい状況と考えられます。
したがって、競技者は通常のカウンセリングよりも深い問題を顕在化させやすくなります。

したがって、スポーツカウンセリングでは一般のカウンセリングよりも注意深い配慮が必要です。



クライアント【client】

2011年08月23日 [記事URL]

 悩みや問題を抱えて来談するクライアントは、その人らしい自然な成長の流れが抑えられたり、止められたりしている状態にいると考えることができます。

そのため、その自然な流れを取り戻すクライアントの力(自己治癒力)を信頼し、クライアントに合ったペースでカウンセリングを進めることが必要です。

また問題の解決のためにはクライアントにとって相応の苦しみが伴うことを認識しておく必要があります。

クライアントの抱える問題には、競技者の場合、競技力向上に関わる問題(メンタルトレーニングの指導など)、競技遂行上の問題(例えば、あがり、スランプ、実力発揮できないなど)、神経症や心身症、身体的問題(食行動の問題、怪我など)、あるいは全人格的心理的成熟や引退の問題など、さまざまなものがあります。

その問題は動きのアンバランスさ、あるいは怪我、ヒステリー、心身症など身体で表現されることが多くなります。

そのとき、身体に関わることであっても、こころの表現として理解していくことが必要です。



分岐鎖アミノ酸【branched-chain amino acids:BCAA】

2011年08月23日 [記事URL]

分岐鎖アミノ酸はBCAAと呼ばれ、ロイシン、イソロイシン、バリンという3つの必須アミノ酸であり、栄養学的エルゴジェニックです。

BCAAは、タンパク質豊富な食品の天然の成分で、筋肉でエネルギー源として利用されるアミノ酸です。

また、決定的な科学的証拠はないが、BCAA補給により遊離トリプトファン(F-trp) の急速な脳への侵入を防ぎ、中枢疲労を防ぐことが期待されています。

主として長距離走、自転車、フルセットや延長にもつれ込んだテニスやサッカーなど、非常に長時間の有酸素性運動の心理的疲労感を防ぎ、パフォーマンスを高めるという報告があります。

BCAAの摂取基準量は日常の食事から容易に摂取できる量ですが、補給の目的で用いられる場合は、おおよそ錠剤では5〜20g/日であり、液体では1〜7g/ℓです。

BCAAは食事中のタンパク質に含まれる栄養素なので安全ですが、大量に摂取すると腸管に水が貯留するため、腸の不快感を招くことがあります。



低エネルギー食【Low-energy diet】

2011年08月23日 [記事URL]

低エネルギー食とは、低カロリー食ともいわれ、ウエイトコントロールのための減量や糖尿病、肥満症の治療に用いられる食事療法です。

また、摂取エネルギー量を消費エネルギー量より少なくすることで、体重の減少を図ることを目的とした栄養学的エルゴジェニックです。

低エネルギー食は、タンパク質量の比率を増やし、糖質や脂質の比率を減らすことで摂取エネルギーを抑えた食事です。

長期間低エネルギー食を利用することで減量の目的が達成されたとしても、栄養のバランスが悪ければ、除脂肪量の低下や貧血、女性においては無月経など、身体組成および血液状態の悪化が起こり、健康障害を引き起こす恐れがあります。

したがって、減量を目的とした低エネルギー食の利用の際は、生体に必要なビタミンやミネラルが不足しないように、十分に栄養管理のされたバランスの良い食事が求められています。



スポーツドリンク【sports drink】

2011年08月23日 [記事URL]

スポーツドリンクは、栄養学的エルゴジェニックであり、長時間運動や暑熱環境下での体温調節や汗として失われた成分の補給に役立ちます。

スポーツドリンクは、アメリカのフットボール選手たちの休憩時間における水分補給のために開発されたといわれています。

非常に多くの種類が市販されており、ナトリウムやカリウムなとのミネラルや糖質、ビタミン類が含まれています。

胃腸での水分吸収速度は飲料の浸透圧が体液より高いと低下するので、一般に、スポーツドリンクは等浸透圧(アイソトニック)あるいは低浸透圧(ハイポトニック)のエネルギー分を摂取します。

日本人の炭水化物摂取量は、総エネルギー摂取量のほぼ55-60%ですが、全摂取エネルギーに占める炭水化物の比率を70%以上に設定する場合には、普段の食事から得られるタンパク質やビタミン、ミネラルなどの摂取が不足しないように配慮する必要があります。



水分補給【fluid replenishment】

2011年08月23日 [記事URL]

水分補給は栄養学的エルゴジェニックです。
最も大事な栄養素である「水」を主体とする液体サプリメントとでもあります。

フルーツジュースやソーダ、スポーツドリンクなどの飲料も大部分は水ですが、それらは炭水化物、電解質、ビタミン、ミネラル、コリン、グリセロールのような栄養素や食品成分を含んでいます。

人の身体は約60%が水であり、脱水や体水分の損失で、心臓循環機能、細胞の代謝、体温調節が妨げられます。
一般に、体重を2%失う脱水により、有酸素性持久力が低下してしまいます。

特に暑熱環境下での水分補給は心臓循環系の機能低下を防いだり、なおかつ長時間運動時の脱水に伴う疲労を防ぎ、有酸素性パワーと持久的パフォーマンスの低下を抑制に貢献します。

一般に水分補給は安全ですが、高濃度の炭水化物溶液では胃腸の不快感を起こす人もいます。
各スポーツ種目に対応した量、頻度、摂取タイミングが重要となります。



高炭水化物食【high-carbohydrate diet】

2011年08月23日 [記事URL]

グリコーゲンローディングを行う際に、筋グリコーゲンを急激に増加させるために競技の3日前から摂取する炭水化物の割合の多い食事を高炭水化物食といい、栄養学的エルゴジェニックに属します。

高炭水化物食を摂取することで、長時間の有酸素運動におけるパフォーマンスの向上が期待できます。

高炭水化物食としては、ご飯、パン、麺類、イモ類、果物などの炭水化物が全摂取エネルギーの約70%を占めるように設計された食事です。

肉、卵、牛乳などのタンパク質や脂肪、さらにデザートなどによって残りのエネルギー分を摂取します。

日本人の炭水化物摂取量は、総エネルギー摂取量のほぼ50〜60%ですが、全摂取エネルギーに占める炭水化物の比率を70%以上に設定する場合には、普段の食事から得られるタンパク質やビタミン、ミネラルなどの摂取が不足しないように配慮する必要があります。



抗酸化ビタミン【antioxidant vitamins】

2011年08月23日 [記事URL]

抗酸化ビタミンは栄養学的エルゴジェニックです。
体内に取り入れられた酸素の大部分はエネルギー生産のために安全に利用されますが、一部が反応性の高い活性酸素になり、さまざまな障害を引き起こす可能性があります。

また、その他のさまざまな薬物代謝過程でも活性酸素が発生します。
これら酸素障害を防止するために、生体は酵素的、および非酵素的な防御系を備えており、非酵素的防御系の代表的な物質が抗酸化ビタミンです。

主な抗酸化ビタミンとして脂溶性のビタミンEとβ-カロテン、および水溶性のビタミンCがあげられます。
ビタミンE、Cは活性酸素を捕捉し、連鎖反応を抑制して酸素障害を防止する。

一方、β-カロテンは一重項酸素を直接消去し、酸素障害を防御しています。
激しいトレーニングを行っている人は、酸素障害を防ぐために、これら抗酸化ビタミンを摂取することが推奨されています。



クレアチン【creatine】

2011年08月23日 [記事URL]

クレアチン摂取は生理学的エルゴジェニックですが、栄養学的エルゴジェニックとみなされることもあります。

クレアチンはアミンであり、動物性食品に少量含まれる成分ですが、肝臓や腎臓で数種類のアミノ酸からも合成されます。

エルゴジェニックとしては、1日20〜30gを4〜5等分して5〜7日間摂取する方法が用いられています。

クレアチン補給は、主としてATP-CP系に由来するハイギヤパワーを高めるために用いられますが、体重増加とも関連しています。

通常、食事性と内因性のクレアチンの必要量は1日に2gであり、筋肉内のクレアチンリン酸(CP)レベルを正常に保つには十分です。

クレアチン補給は、身体全体のクレアチン・プールを増大し、CPの産生を容易にします。
また、クレアチンをグルコースとともに摂取すると、体内への取り込みが高まります。

現在のところ、急性のリスクはみられないようですが、長期摂取のリスクについてはまだ明確になっていません。




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